大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

金の時代

主題は紀元前700年頃のギリシアの叙事詩人ヘシオドスの「仕事と日々」から取られている。ヘシオドスは人間の歴史を金・銀・青銅・英雄・鉄の5段階に分けている。「金の時代」については「かれらは神々のように、煩わしさを知らず、労苦も心身の痛みも知らず、あわれな老いの悲しみにさいなまれることもなかった。生は喜びにみち、死は眠りと変わるところがなく、災禍の外にあった」とされている。クラーナハは「金の時代」を「エデンの園」のように表現しようとしたらしい。岩の間の泉からの水が川になって流れている。旧約聖書・創世記には「エデンから一つの川が流れ出ていた」と記されている。